Edwardは陶器で出来たウサギの人形で、耳と尻尾には本物の毛皮が使われています。絹の洋服に身を包み、おしゃれな着替えや小物類までたくさんありました。
持ち主のAbileneという女の子は彼を大切に思い 愛してくれましたが、Edward自身は愛されることにまったく無関心なまま毎日を過ごしていました。
ある日、Edward は Abileneから引き離されてしまいます。様々な人の手を経ながら、彼はしだいに愛する事について考え始めるのでした。
Because Of Winn-Dixieの作者、Kate DiCamilloの作品です。
海を漂流し、ゴミ捨て場に放置され・・・ 。
“良い人”も登場するけれどそれと同じ数ぐらい”心ない人”もいて、Edwardが人を好きでいられるようになった後も、運命は別れを次々に突きつけます。
愛は痛みを伴うものでもありました。
温かさと悲しさが一緒になったお話なのですが、これはもう悲しいまま終わってしまうんじゃないだろうか?と思い始めた頃、彼は一体の古い人形に出会いました。
これが転機、だったのでしょうか。
Edwardが最後に救われて本当に良かった。