TheaはMouseford Academyに招かれジャーナリズムのクラスを受け持つことになりました。しかし訪れた学校ではある生徒の消息が途絶えるという事件が発生。そこで教え子のNicky、Colette、Violet、Paulina、Pamelaと共に消えた生徒の消息を追うことに・・・。
ここ最近ずっとGeronimo Stiltonシリーズを読んでいたのですが、ちょっと気分を変えてGeronimoから派生したシリーズの中からミステリー色のあるThea Stiltonシリーズを読んでみることにしました。
Geronimoは昔のアニメ「トムとジェリー」のような、ちょっとトホホなドタバタ喜劇の面持ちがあります。
一方Geronimoの妹Theaは成績優秀のミステリー好きということもあって、こちらは友情アドベンチャーミステリーとも呼べるような作りになっていました。謎は割とシンプル、冒険要素が強い。
Theaの教え子の出身はそれぞれオーストラリア、フランス、中国、ペルー、タンザニア。
この5人(5匹)が世界中を旅しながら謎を解いていきます。
今回1巻から4巻まで続けて読みました。最初の1巻を除き(導入部として世界観やキャラクター紹介の色合いが強い)、2巻Thea Stilton and the Mountain of Fire はオーストラリア南東部、3巻 Thea Stilton and the Ghost of the Shipwreck は海洋+北京、4巻 Thea Stilton and the Secret City はペルー、と各巻毎に舞台となる国(テーマ)が変わります。
舞台になった国にまつわる事や出てきた事に対する解説が時々入る(ペルーに生息する動物に関する情報、モールス信号はどういうものでいつ誰が発明したのか、等々…)のですが、意外と知らないことが多くてためになり面白かったです。
レタリングがカラフルで全頁フルカラーなのも気分が上がり、ほどよく旅行気分も味わえて好きなシリーズになりました。
5巻以降も舞台がパリ、日本・・・と続くようでこの先も読んでいきたいと思います。