生まれつき顔に障害がある10歳のAuggieは27回の手術を経て始めて学校に通うことになった。Auggieの顔に驚き避ける生徒が大半の中、彼の性格を知り徐々に友達が増えていく。そんな時夏のキャンプで事件が起こり・・・
Auggieの置かれている状況が辛かったものの、少しづつ変わっていきます。
章ごとに語り手が変わってそれぞれの視点から語られるスタイル。
お姉さんViaの葛藤が個人的には一番感情移入させられました。
彼の家族はとても温かく良い家族なのですが、影も光も両方持っている感じで。
友人たちにもそれぞれに思いがあり、例えば裏切られた側からだけでなく裏切った側からの視点がある事で物事が立体的に浮かび上がるのが良かった。
読み進んでいくうちにほとんどの人達がいとおしくなっていました。