不思議な仕掛けがあったり、おいしくて世界的に有名なWonka印のチョコレート。
なのにその工場にはオーナーのWonka氏しか入れません。閉ざされたまま製造を行っていて、中がどうなっているのか誰も知らないのです。
そこへ、チョコレートの包み紙の中にあるゴールデンチケットを引き当てた限定5名のみが工場内を見学できるという発表が行われました。
貧しい家に生まれたCharlieは誕生日にだけ買ってもらえるWonkaチョコレートに望みを託しますが…
日本語訳を小学生の時に読んだ事があり、すごく楽しかったので印象に残っていました。
今でもワクワクさせてくれますね。
お菓子に対する子供の夢がそのまま本になった感じで、大人でも妙にチョコレートが食べたくなります。
9章でCharlieのおじいちゃんがある提案をしてから11章の”The Miracle”までの流れがすごく好きで、Charlieに感情移入してしまいました。
夢のチョコレート工場見学、楽しかったです。
以前日本語訳で読んだ時よりブラック度が控え目な印象を受けました。
記憶ではもっとシニカルなイメージがあったので…。
英語だと皮肉がないという訳ではないのですが、同じ場面でもどこか楽しい感じ。
疾走感とか、飛び跳ねるような文体と合わせ、原書ってこういう雰囲気だったんだな~となんだか嬉しくなったりして。このノリ大好き!
チャーリー一家の温かさもあり、大好きな作品です。