4年生のBradleyはクラスの問題児。大ウソつきで、へりくつばかり並べて、授業もろくに聞かず、皆の嫌われ者。先生さえ僕を嫌っている。Bradleyも皆を軽蔑していた。
ところが新しくやってきたカウンセラーCarlaは親愛の情を持って彼を迎え、警戒心で一杯になるBradley。こんな奴とは関わりあいにならない方がいい。そう思いカウンセラーと距離を置くのだが…。
序盤、主人公はなんて嫌な子なんだろうと思うんだけど、心の奥はそうじゃない。
本当は周りからの評価にがんじがらめにされて動けなくなってしまっているのです。
Carlaは周りの人との関係を変えるヒントをくれ、Bradleyはもがきながらも自らの手でそれをつかみ取っていく。
この2人の関係がとても素敵でした。
私が読んだ時の版は、表紙が変というか独特でなかなか手に取れずにいました。
でも面白かったり切なかったり・・・実は良い本なのです。