家族がひと夏を暮らすMaine州の小さな島。子供たちが自然と触れ合い過ごす日々を丁寧に描く。1958年コールデコット賞受賞作。
海辺、自然に関する文章の豊かさがとても印象的。
私は小説なんかで自然の描写が長々と続いたりすると退屈して、ちょっと飛ばしてしまいたくなってしまうほうなのですけれども・・・。
この本の文章はまるで自分が長い休暇を取ってこの島にやってきたかのようなリラックス感。
すごく癒されました。人間は出てきますが、情景に溶け込んでいる感じです。
絵も美しいですし、じっくり味わいたい作品ですね。
大人にこそ楽しんでほしい絵本です。