表紙が苦手で最初はあまり注目していなかったのですが、おすすめされて手に取ったところ予想外に良くてはまってしまいました。
著者はHolesで有名なLouis Sachar 。
Marvinの小学校生活がいきいきと描かれていて楽しいリーズです。
8巻までありますが、独立した話なので単品でも楽しめます。今回は6巻をご紹介。
Marvinのクラスにシカゴから転校生がやってきました。でも彼は誰でも知っているような常識的なことを知らず、言動が変わっていることからクラスで仲間はずれに・・・。Marvinは仲良くしたいと思いながらも他のクラスメイトに気兼ねしてしまい、なかなか踏み込めません。
イジメが題材ですが、Marvinは恐る恐る手を差し伸べます。
するとだんだん何が「普通」なのか解らなくなってくるというか、皆と同じということがすばらしい事なのか・・・なんて考えさせられたりして。
単純でナンセンスっぽい話かと思いきや、さりげな~く深い所をついてくるところが良いです。
終盤はちょっと切ない感じ。楽しめました。