ある日Verityは飼い猫Mabelに冷たくあたってしまい、その日からMabelは行方不明になってしまいます。幼いころに母親をなくし、母親の事はMabelにしか話せなかったVerity。一生懸命探しますがMabelはなかなか見つかりません。
テーマがペットの死だと聞いていたので読みづらいかな?と思っていましたが、するすると読み進められました。
Verityがあんな行動に出てしまったのは、家族にさえお母さんの話題を出せずにいた事が大きかったのではないでしょうか。
家族がことさらにその話題をさけるのなら、母親の記憶がないVerityにとってとても辛かったと思います。
Nick Sharrattの挿絵がたくさんちりばめられていて、そのかわいらしさと温かさにも助けられましたし、最後にはじわっとくるものがありました。良かったです。