農夫のBaileyは運転中 何かが当たったように思い、動物でもはねたかと車を止めました。そこには男が一人倒れています。男は意識を取り戻したけれど記憶をなくしていたので、農夫は家に連れて帰りしばらく泊めてやることに。どことなく変わった雰囲気のその男は、家族ともなじんでいきます。
絵本らしからぬ暗い画風が目について手にとりました。
男が記憶を取り戻し去った途端に、来なかった秋が訪れる・・・なんとも不思議な味わいの話です。
結局彼が何者かわからずじまいですが、そこに思いをめぐらすのが この本の楽しみ方なのでしょう。
この世の中だって、何から何まで説明できることばかりじゃないものね。