Rozは島で家族と幸せに暮らしていたが、大量の汚染された水が潮にのってこちらにくるという話を聞く。このままでは島に住めなくなってしまう。愛する家族と仲間たちのため、それを止めようとたった一人旅立つRozだった。The Wild Robotシリーズ第3巻。
汚染されているであろう発生源にはロボットである自分が行かねばならない。
途中で様々な海の生き物と出会いはするのだけれど、先を急ぐ目的があるのもあり交流は少なめ。読んていてなんだかひしひしと孤独感がつのってきてしまう。
最終的に平和は戻るけれども「めでたしめでたし!」で割り切れるほどにはいかず、発生源近くにいたCrusherの事などは少し苦さが残るところがあり印象に残りました。
最後に越冬地へ向かう家族を見送りながら少しの寂しさと大きな幸せをかみしめるRoz。
生き物とロボットの交流を描いたこのシリーズ、読んでよかったと思いました。