主人公のDennisの元に、亡くなってしまった叔父さんが現れます。
しかしこの叔父さん、喋るんですけれど不思議な言葉を使うので何を言っているか解りません。
どうも何かお願いされているみたい・・・Deniseはその言葉を推測しようとします。
この叔父さん、なんか妙にキュートでほほえましいんですが、何よりDennisが彼の言葉を理解しようと一生懸命なのが素敵でした。
昔、 英語圏の人と英語で雑談した時になんとか解ってもらおうとがんばるものの、途中で面倒くさくなるらしく途中で話を切り上げられてしまっていたんですね。
私の英語力が高くないので仕方ないものの、ちょっとがっかり。
でも中には「それはこういう意味かな?それとも・・・」とこちらが何を伝えようとしているのか一生懸命解ろうと努力してくれる人がいて、それが私には大層嬉しかったのです。
この作品の叔父さんも、きっととても嬉しかったんだろうなあ…とその時の事を思い出して、この本が大好きになりました。