100年前のパリ。旅芸人を相手に下宿屋をしているガトー婦人の娘Miretteは、下宿人のBelliniが裏庭で綱の上を歩いているのを見かけ、心奪われます。
自分にも綱渡りを教えてほしい、と頼むMiretteに「もしそれを始めたら、君の足は地上で幸せを感じられなくなるよ・・・」そういって断るBellini。
Miretteはあきらめきれず、自分ひとりで練習を始めるのでした。
最初パラパラとめくったとき、まずイラストに引き込まれました。
1枚1枚に動きがあって、まるで絵から物語がこぼれてくる感じ。1993年 Caldecott賞 受賞作品です。
失意のBelliniと少女Miretteの関係が良かったです。
夜空の下での綱渡りの絵がとても素敵で、図書館で借りたにも関わらず手元に置きたくなってしまいました。
作者は絵と文、両方書いている人のようですね。
最後もうすこしその後が書かれていたらいいのに~と思ったのですが、続編の絵本もあってこちらも素敵でした。
著:McCully, Emily Arnold, イラスト:McCully, Emily Arnold
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