4人の子供たちPeter,Suzan,Edmund,Lucyは戦火を逃れ、田舎の大きな屋敷で暮らすことになった。兄弟の中で一番年下のLucyは偶然、タンスの中が一年中冬の国―ナルニアにつながっていることを発見する。
ファンタジーの古典のひとつともいえるナルニア国物語。
The Lion, the Witch, and the Wardrobeは出版順でいうとナルニア国物語の第1巻に当たります。
小学生の時読んだものの筋はほとんど忘れていたので、初めて読んだ時のようなワクワク感がありました。
一番年下のLucyとFounのTumnusさん。二人の礼儀正しくて温かい会話が好き。
そしてEdmundの何かの拍子に悪の方に流されてしまう人としての弱さ、
事がどんどん悪い方へ行ってしまう時の彼の心の動きがなんだかとてもリアルに感じて、息をつめて見守っていました。
このEdmundの心理描写が一番心に残ったかな。
C.Sルイスのシンプルで多くは語らない筆致、読み手の想像力にゆだねる感じは心地よく感じる部分もありましたがもう少し描いてほしいなと思うところも・・・。
近々次の巻も読んでみようと思います。