12歳のMiloは宿屋を営む両親とともに クリスマス休暇を過ごすことを楽しみにしていた。ところが休暇初日の夜、来客を告げるベルが鳴り響く。そしてベルは2度、3度。間もなくMilo達は在予定日数を明言せず、他の宿泊客がいることに戸惑う5人を受け入れることになった。客が落としたとみられる古いメモを手掛かりに彼らの目的を探ろうとするMilo。それはこの宿、Gleenglass Houseの秘密につながっていて・・・。
エドガー賞受賞の本作、ミステリー系ということでメモを取りながら読んだのですが・・・
状況設定が細かく人間関係もなんだか複雑で、やさしくなったかと思えば次の章では難易度が上がる。
振れ幅の大きさに戸惑いながらもじりじりと読み進めたら、終盤で驚きのの展開になりびっくり!
最後は一気に読めました。
純然たるミステリー小説というよりは、なぞ解き要素はあるもののミステリー系小説かなぁ。
ファンタジー要素も入っていますしね。
Miloと養親であるMr.Pine & Mrs.Pineとの関係もよいし、最後はほのぼの。
面白かったので読了後に和訳版「雪の夜は小さなホテルで謎解きを」も読みました。