西暦79年、古代ローマの港町、Ostia。
船長の娘Flavia Geminaは、ふとした事から隣家のユダヤ人少年Jonathan、アフリカ出身の奴隷の少女Nubia、孤児で口のきけない少年Lupusと知り合い、彼らと共に連続飼い犬殺しの事件に立ち向かう。
子供向ミステリーだけど事件は結構シリアスなものだし、次々といろんな事が起こります。
事件発生から聞き込み・張り込み・尾行・潜入捜査・脱出劇となんでもありで、ドキドキハラハラさせられました。
ちょっと大変だったのは、人名が古代ローマ式な為か名前が覚えづらかった事。
主要人物は覚えやすいからいいとして、脇役になってくると誰だったっけ?になりがちなんですよね。
登場人物のメモを取りながら読めばよかったと思いました。
古代ローマに興味がある人であれば、YLはもっと低く感じると思います。
一番重要な「犯人はあなたね!!」的なシーンで、犯人に対して「あんた一体誰やー!」と叫びそうになったよ(名前じゃピンと来なくて・・・。しばし考えてわかったけど)。
それでも十分楽しめたので、よしとしよう。