Henryの家に届いた謎の手紙。それを読んだ叔母はすぐに彼を連れ家から逃亡することにした。とりあえずの着替えと、そして何か一番大事なものをひとつだけ持っていくようにと言われたHenryは、叔母には内緒で飼い猫のEnkiduを鞄に入れ・・・
読み始めてしばらくしてから気づいたのですが、同じくJenny Nimmoによって書かれた「Charlie Bone and the Time Twister」から派生したお話です。
その本には”Time Twister”という魔力の込められた石によって100年近い過去から飛ばされてきたHenryという男の子がいました。彼が「Henry and the Guardians of the Lost」の主人公になっています。
とはいえ、続編というよりはその設定を一部利用した別の作品のように思いました。Charlie Boneシリーズとはちょっと雰囲気が違います。
100年先の未来に放り込まれた瞬間から一日も年を取っていないHenryは、不老不死を望む者たちから逃れるため叔母と共に”Timeless”という町にたどりつきます。
とても不思議なお話で、謎に満ちた状態を楽しみながら読みました。後半は悲しさもあり・・・
どこか夢の中の出来事のようで、読み終えると夢からさめたような不思議な感覚が残りました。