長い昏睡状態から目覚めたGrace。記憶をなくしており自分が何者かも思い出せない。部屋には2名の死体が…。やがてGraceは自分が地球から遠く遠く離れ、たったひとり不可能とも思えるミッションに挑んでいる最中であることを知る。
前半はサバイバルとミステリーが一緒になったような感じでドキドキしながら読みました。
意外な展開も多かった。
深刻な状況でもGraceが冷静に、どこかユーモアを感じさせる語り口で物語が進んでいくのにかなり救われたなあ。
後半はバディものともいえそうで読後感は良かったです。
文章は平易な文が多めなものの、科学・宇宙周りの描写は難しく感じたところもあり(なのでYLは6に設定)そこらへんで少々退屈に思う部分もあったけれども。
でも情報を集め、検証し、仮説を立てて真実に近づき、そして前に進んでいく。
そういった構成とストーリーは中々のものじゃないかと思いました。