保守的な高校に不思議な転校生、Stargirlがやってきた。化粧もせず、奇抜な服をきて肩にネズミをのせ、ランチルームでウクレレを演奏する彼女に他の生徒はぎょっとする。時間がたつにつれその個性がかえって受け、Stargirlは学校中の人気者になるのだが、ある出来事を切っ掛けに事態は変わってしまう。
シンプルで可愛らしい表紙にひかれて手に取りました。
主人公LeoとStargirlの間の雰囲気がなんだか素敵で引き込まれ・・・。
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個性的なStargirlに惹かれながらも高校で孤立している彼女を受け入れられないLeo。
孤立する切っ掛けだって思いやりからでた行動だったのに。
Leoを愛するStargirlは「普通の人」になってなんとか彼に好かれようとするけれど長くは続かない。
何故こうなってしまうんだろう。
何故受け入れてもらえないんだろう。
読みながら考えていました。
現実的な世界に時々ちょっぴりマジカルな事が起こったり、詩的な描写があったりするのが不思議な感覚で結構好きでした。
最後の数ページがなければ辛い終わり方かもしれないけれど、この部分があったので随分救われた気がします。
切ない余韻が残りました。
いつか、二人がまた何処かで出会えたらいいのに。