徐々に崩れていく平和。馴染みのcafeは営業停止にされ、住民は次々と町をでていった。あるものは敵方へ、そしてあるものは新たに味方になった。最後の戦いが始まろうとしていた…。
シリーズ最終巻の8巻です。1巻ではYL4.5ほどでしたが、話が展開するにつれて少し上がりました。YL5くらいかな?
写真や絵の中の人物の声を聴くことができる主人公のCharlie。
Charlieをはじめそれぞれが限られた能力のみを持つため、人との協力が欠かせません。
300人ほどの生徒数のうち不思議な能力を持つのは十数名で、能力をもつ者と持たないものが同じ学校に通います。
メインキャラクターの年齢が8歳のBilly、Charlie12歳、storm-bringerのTancredが10代後半・・・など、ばらけているのも良かった。
Charlieは実家に帰ると同居の親族に敵方(父方の祖母)がいるので、緊張感もありました。
この巻では最後の数ページになるまで最後どうなるかわからず、しかも最終章の題名が不穏な感じで随分やきもき。
私が一番好きだったキャラクターは動物と会話ができる孤児のBillyで、随分寂しい思いをした彼の行く末が一番気になっていました。
でも最後には彼にも着地点が見つかったので良かった!
世界観が好きな作品です。
シリーズを通して章の題名のつけ方が素敵だなと思いました。
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シリーズ1巻の記事はこちらからどうぞ。
【英語多読】YL4のおすすめ Midnight for Charlie Bone[Children of the Red King, Book1]