13歳の少年Theodore Booneは両親が弁護士の家庭に育ち、将来は自分も弁護士を目指すつもりである。妻殺しの罪に問われた夫を被告とした裁判が始まろうとしていた。有罪になるには証拠不十分だが、疑わしいと考えたTheoは行動を起こすのだった。
法廷小説を数多く執筆しているジョン・グリシャムが書いたジュニア向け小説。
アメリカの裁判制度や司法制度を描いていて、今後法廷が出てくるシーンがあった時の参考になりそう。
よく知らない身としては興味深かったです。
アメリカの弁護士は専門性が強いらしく税務専門、土地家屋専門、離婚専門などかなり細分化されているんですね。
Theoの両親がかなり違うタイプの弁護士でそのあたりも面白かった。
どんでん返しなどの劇的な話運びではないんだけど、じんわりと楽しめました。