Charlieは母親のJoと二人暮らし。質素な暮らしだけれど、お母さんと二人一緒にいればそれで幸せ。
学校では席替えがありクラスの女友達と隣同士になるはずだったのに先生の反対で、あろう事かクラスで一番嫌いな男子Jamieが隣の席に決定!ガッカリするCharlie。
一方Joに好きな人が出来、彼Markとの距離が縮まることでCharlieは母親に反発。いったいどうなるの!?
Jacqueline Wilsonの作品はどちらかというと内向的な主人公が多いイメージがあるのですが、主人公の性格が不満があれば溜め込まずに口に出すタイプな為、今までにない感覚で読み進めることが出来ました。
たまにやりすぎ・・・と思うことがあるものの、ハッキリした性格でユニークな視点もあって終盤、Markの息子Robin(4才)が書いた絵に対する考察に思わず笑ってしまいました。
ちょっとした事件があった後、小さい子が苦手だったCharlieがRobinに心からbig hugをするところはじわっときたし、Jamieとの関係もなんだか微笑ましいです。
Charlieはケーキ作りが好きな為 色んなケーキが登場して、そういうのも楽しかったな。
ラストはちょっと予想外の展開だったので、こういうのもありなんだと思いました。
問題のすべてが解決するわけではないけれど読後感はさわやかで好きな作品です。